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  • 2019/04/19

エーディーハウス通信2019年春号『害虫から住まいと暮らしを守ろう』

暖かくなってくると、人と同じように虫たちの行動も活発になります。特に注意したいのが、人にも住まいにも大きな害を与える「害虫」の増加です。害虫が本格的な繁殖期を迎える夏の前に、早めの対策をとっておきたいところ。春のうちに嫌な害虫の発生を抑えてしまいましょう。害虫対策は定期的な点検と駆除が欠かせませんが、安全な方法であることも大切です。エーディーハウスならではの害虫対策についてお伝えします。

木造住宅の恐ろしい敵、シロアリは徹底的な予防を

木造住宅にとって大敵の害虫といえばシロアリです。シロアリの恐ろしいところは、木材の内部を静かに侵食するので表面上では分かりにくく、気付いた時には家の耐久性が大きく下がるほど被害が深刻になっている場合が多いことです。阪神淡路大震災の際、倒壊した住宅の8割がシロアリの被害に遭っていたという報告があります。シロアリの大好物は木の幹に含まれるセルロースです。シロアリは目が見えず、暗くてジメジメした場所にある湿った木材の臭いに引き寄せられるようにやってきます。特に風呂場や洗面所など水回りの床下に被害が集中し、中でもマツ系の木材を好んで食べる傾向にあるようです。腐りにくく、シロアリに強い木材を選ぶことはもちろんですが、床下の適切な換気と定期的な薬品散布で予防することが大切です。

春から初夏はシロアリの新たな巣作りに要注意

シロアリなんて見たことがないし、古い木造住宅だけの話では思う方も多いのですが、シロアリは暗い場所で活動するため目にする機会がほとんどありません。ただ、新しい巣を作るために地上に現れる時期があります。ヤマトシロアリは4月から5月の午前中や雨上がりに、イエシロアリは6月から7月の夕方に、大群で一斉に空へと旅立ちます。羽アリという羽のついた黒アリと見分けがつきにくいのですが、シロアリは飛び立つときに羽を落としていくので、家の周辺で大量の羽を見かけたらシロアリと見ていいでしょう。飛び立てば100メートルは飛ぶので、近所でシロアリが出た時は卵を産み付けられる危険性が高くなります。木材があるところはどこでもシロアリの被害に遭う可能性があります。初期の段階ならばまだ進行を防げますので、見かけたらとにかく早めに対応することをお勧めします。

安心で安全、確実な方法でシロアリを防除しよう

うちはシロアリに強い木材を使っているから大丈夫、新築の時に薬剤を撒いたというご家庭の方でも油断は禁物です。確かにヒバ材やヒノキは腐りにくく、シロアリにも強いのですが、そこにヒバ材しかなければ狙われます。薬剤の効力も消失していくので、定期的に散布する必要があります。この時使われるのが「防蟻剤」ですが、この品質が重要なポイントになります。シロアリの駆除剤は農薬取締法や薬事法の適用外なので、家庭に持ち込まれる最も危険な農薬と言われています。急毒性が指摘されるような強い薬でも、使用者が自主的に判断して自己責任で使うこと自体に何の規制もありませんので、業者任せで何を使っているか知らないというのはあまりにも怖いことです。また、マイナスイオン利用など科学的根拠のないものや、床下に換気扇をつけただけでは効果がありません。優れた効用があり、環境への負担や人体への安全性が認められた薬剤を使って予防する必要があります。エーディーハウスでは化学薬剤を全く含まない、植物抽出精油由来の「森林恵MC」をシロアリ防除・木材防腐液として使用しています。

天然のチカラで住む人と環境を優しく守る

「森林恵MC」は防虫効果が高い材木のヒバから抽出された、ヒバ油を主体にしている防蟻剤です。ヒバ油の中には、極めて優れた抗菌性成分のヒノキチオールが含まれており、防虫だけでなく精神安定に効果的な香りを持っています。ヒノキチオールの香りとは、あのヒノキのすがすがしい木の香りのことです。ヒバ材はヒノキチオールを本来の名前の由来であるヒノキよりも多く含んでおり、優秀な建築材としてあらゆる面で役立っています。また森林恵MCの原料となるヒバ材は間伐材を利用しているので、環境保護にも貢献しています。ひとつ知っておきたいのが、森林恵MCは殺虫剤ではなく、忌避剤だということです。害虫を確実に寄せ付けませんが、殺すほど強力ではないためおよそ5年ごとに施工することが望ましいです。住まう方や近隣の方、環境にも優しい方法でしっかり住まいを守ります。

嫌われ者の代表格「アレ」は活動を始める前に封じ込む

くらしを脅かす害虫、不快な害虫は他にもたくさんいます。中でも一番の大敵がゴキブリです。新築できれいなはずなのに、またはマンションなのに、出くわしてしまった時の衝撃は相当なものです。ゴキブリは2ミリの隙間があれば入ると言われ、どんな高い場所でも繋がっている限り上へ登ってきます。特に5月頃から活動が活発になり、繁殖期に入ります。まず家の中で見つけたら「殺す」「追い出す」を徹底して、ゴキブリの嫌う家にすることが大切です。

侵入させない、増やさない、寄り付かない家にしよう

ゴキブリに一番遭遇しやすい場所といえば台所です。食べ物があるからという理由はもっともですが、特にアルコールや発酵臭を好んで来るようです。日々の生ごみの処理はもちろんですが、ビール、ジュースの空き缶やペットボトルを放置するのは厳禁です。油汚れも大好きなので、換気扇の中やコンロの油はねは拭き、オイルポットにはしっかりフタをするようにしましょう。ゴキブリは意外にも食べ物よりも水分を断たれる方が弱いそうです。汚れた食器を水に浸けたままにしたり、シンクに水溜まりがあると寄ってくる恐れがあるので、できるだけ水気は拭き取るように心がけましょう。濡れた衣類が放置されたままというのも危険です。また、出現したら消毒用エタノールをスプレーにして吹付けて殺す方法がお勧めです。エタノールはゴキブリの俊敏な動きを封じることができる上にすぐに揮発するので、食品や子ども、ペットにも安心です。叩き潰すと雑菌が飛んだり、メスの場合は死の直前に産卵する場合があるそうなので、後はエタノールできちんと消毒しておきましょう。逃げられた場合はその方向の暗くて狭い場所に、食毒剤を仕掛けておくと今後の侵入阻止と住みかの撲滅に役立ちます。

害虫が好むような環境をつくらない努力も必要

ゴキブリはダニも好んで食べるので、ダニのいるところにはもれなくゴキブリもいると疑ってもいいそうです。ダニの好物とはホコリやカビ。人と住まいの健康を損なうものはみな繋がっており、悪循環を作り上げます。そして揃って「暗く温かくて湿った所が大好き」という共通点があります。冬場に結露を起こしているような住まいでは、湿気が多すぎることを表しているので、自然と害虫を引き寄せてしまうことになります。温湿度環境を良好に保てるような住まいをつくることが第一ですが、掃除機をまめにかけるなどの基本的な日常の清掃や、24時間十分な換気を行うことも大切です。明るく清潔な環境を整えて、安心して夏を迎えましょう。

編集後記

シロアリの資料を読んでおりましたら、シロアリの生態に詳しい大学教授の記事が目に留まりした。「そもそもシロアリはアリという名こそついているが、本物の蟻とは全くの別物で比較にならないほどの下等生物。蟻は昆虫綱ハチ目に属するが、シロアリはゴキブリ目でゴキブリと一緒」ゴッ・・・ゴキと一緒!その瞬間全身にぞわーっと鳥肌が立ちました。編集者Y、この世で一番嫌いなものがゴキ。まあ好きな人もいないと思いますが・・・だから夏は大嫌いなのよ。どうしてもシーズン中一回は姿を見てしまうもの。昆虫全般が苦手な編集者は春から夏の間ずっと憂鬱で、一年中冬でいいと思うほど。いやでもこの間テレビでロシアの人が、やっぱりG(すみません文字にするのも嫌なので以下Gとします)出るって言ってたなあ。外が寒すぎるから、家の中に堂々と入ってくるんだって!ヤツらどこでも生きられるんだ、ほんっとうに憎たらしいほどタフ。編集者の悲鳴を聞きつけてやってきた、同じく昆虫嫌いな中学生の次女。訳を聞いて、「なんでこんな残念な生き物が存在するんだろね。見つけられたら殺されるだけなのに」そう、なぜ存在するの?でも、少なくともシロアリは、森林では倒木を食べ土に還すという重要な役割を果たしているんです。森の分解者とも言われ、自然界では重要なポジションらしいですよ・・・Gの方は何か役に立っているのか分かりませんけど。それにしても最下層生物と罵倒される生物たちも、我々人間も、この地球上で同時に生きている生命には変わりないのがなんだか不思議です。人間は高等動物に分類されますが、それは人間が勝手に決めたこと。確かに進化の程度は高いのだろうけど、他の動物のように身ひとつで生きて行くことなんて到底出来ないヤワさです。知恵と技術を振り絞り、衣食住でガチガチに守らないと生きられない。我々が自然界になにか貢献している生物とも思えないし。何が優れて高等なのか、考えてしまいます。Gに怯えて暮らす人間よりも、たくましいGのほうが、よほど・・・いやいや、どうか絶滅して欲しい。今年は編集者もエタノールスプレー片手に戦います!(多分無理)

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